日本のパチンコについておさらい!

そういえばパチンコ屋ってどこにでもあるけど、なんでこんなに多いの?と思ったことがあるあなた!

ここではそんなパチンコについて業界の歴史について振り返りながら、同時に業界のちょっとした裏事情についても紹介したいと思います。

パチンコ店経営にも関わったことのある、内部の人間だからこそ知っていることをご紹介していきます!

パチンコの歴史

パチンコ産業の発足

パチンコは、1920年代に日本で生まれた遊びと言われています。当初は、子供向けの玩具として販売されていたのですが、大人たちも楽しむようになり、1930年代にはゲームセンターが登場し、商業的な遊びとして確立しました。

戦後のブーム

第二次世界大戦後、日本経済が復興する中で、パチンコは大衆の娯楽として急速に普及しました。1950年代から1960年代にかけて、都市部を中心にパチンコ店が増加し、一大ブームとなりました。

パチスロの登場

1980年代に入ると、パチンコと同じくらいの人気を誇る「パチスロ」が登場。この新しい遊びは、リールを回して絵柄を揃えることで景品を獲得するゲームで、パチンコ産業に新たな風をもたらしました。

パチスロについて

パチスロの誕生

パチスロは、1970年代初頭に日本で登場しました。アメリカのスロットマシンが起源と言われていますが、日本独自の進化を遂げ、今の形になっています。初期のパチスロはシンプルな構造で、リールを回して絵柄を揃えるだけのゲームでした。

進化する機種

1980年代に入ると、パチスロ機の技術革新が進み、ボーナスゲームや演出が増えてきました。プレイヤーの興奮を引き出すための工夫が凝らされ、多彩なゲーム性やストーリーが盛り込まれるようになりました。

法律の変遷との関係

パチンコと同じく、パチスロも日本の法律によって規制されています。時代によって機種の規制が変わるため、メーカーは常に新しい技術やアイデアを取り入れ、新しい機種を開発しています。

ファンを魅了するコンテンツ

1990年代以降、アニメやゲーム、映画などの人気コンテンツをテーマにしたパチスロ機が増加。これにより、ファン層がさらに拡大し、若い世代からも多くの支持を受けるようになりました。

現代のパチスロ

現在のパチスロは、高度な技術とエンターテインメント性を併せ持っています。リアルタイムでのグラフィック表示や、タッチパネル操作、さらにはVR技術を取り入れた機種も出てきており、これからもその進化は続いていくでしょう。

パチンコ・パチスロの代表機種

パチンコ:「CR真・北斗無双」

  • 魅力:「北斗の拳」シリーズはパチンコの中でも非常に人気のある機種です。「真・北斗無双」はその中でも特に注目されている機種で、迫力のある映像やサウンド、そして熱いバトル演出がファンから愛されています。

パチンコ:「CR Evangelion」

  • 魅力:アニメ「エヴァンゲリオン」をベースにしたこの機種は、アニメファンはもちろん、多くのパチンコファンからも支持されています。ストーリーに沿った演出や、エヴァ特有のサウンドが楽しめます。

パチスロ:「モンスターハンター 月下雷鳴」

  • 魅力:大人気ゲーム「モンスターハンター」をベースにしたこの機種は、原作の世界観をしっかりと再現。大型モンスターとのバトル演出や、リーチ時の緊張感はパチスロの醍醐味です。

パチスロ:「まどマギ2」

  • 魅力:アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を元にしたこの機種は、キャラクターやストーリーに深く関連した演出が楽しめます。特にボーナス時のアニメーションは見応えがあり、ファンからの評価も高いです。

パチンコ産業を取り巻く環境

法律との関わり

パチンコは「遊技」として位置づけられており、公然と営業しているにもかかわらず、ギャンブルとしては扱われていません。これは、プレイヤーが直接的に金銭を獲得するのではなく、景品を交換する形を取っているためです。しかし、これには裏があり、景品を現金に換金する場所も存在しています。

市場規模と海外のギャンブル市場との比較

2010年代初頭、日本のパチンコ産業の市場規模は約20兆円とも言われています。これは、例えばアメリカのラスベガスのカジノ産業の年間収益の数倍にも及ぶ巨大な数字です。しかし、アメリカ全体のギャンブル市場や、マカオ、シンガポールなどのアジアのカジノ産業と比較すると、それぞれの市場規模や特性が異なるため、一概にどれが大きいとは言えません。

右肩下がりの業界

社会的な風潮の変化

若い世代の間でギャンブルに対する関心が低下しています。昔と比べ、ゲームやスマホ、他のエンターテインメントの選択肢が増えたことで、パチンコに対する興味が薄れてきていると言われています。

また、ギャンブルに関心のあるグループも他のギャンブルに流れてきている傾向があり、特にオンラインカジノオンラインスロットゲームなどは自宅から遊べるということで急激に人気を上げてきています。これらのギャンブルは法規制が整いきっていないため、パチンコよりも刺激の強い賭け事ができるようになっています。

厳しい規制

政府はギャンブル依存症の予防や健全な運営を目指し、パチンコ業界に対する規制を強化しています。これにより、店舗経営が難しくなってきているのです。

経済的な背景

日本の経済全体の状況や消費者の支出意欲の低下も、パチンコ業界の売上げ低下の一因となっています。

店舗の老朽化

多くのパチンコ店が長い間営業を続けてきたため、店舗の設備や内装が古くなってきています。新しい店舗への投資やリニューアルが必要となる中、資金調達が難しい店舗も増えてきました。

人口減少

日本の人口減少と高齢化は、業界全体の顧客層の縮小をもたらしています。特に地方都市では、この影響を強く感じている店舗が多いです。

パチンコ業界と在日朝鮮人

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、パチンコ業界には在日韓国人・朝鮮人の方が多くを占めています。
なぜ彼らはパチンコ業界に多く存在するのか、そんなシンプルな疑問を持った方に、業界の事情をご紹介したいと思います。

歴史的背景

戦前から戦後にかけて、多くの朝鮮人が日本に移住しました。多くは強制的に連行されたり、または経済的な理由からの移住でした。戦後、日本に留まった多くの在日朝鮮人は、日本社会での生活を続ける中で様々な困難に直面しました。特に、就職先が限られ、多くの業界での参入が難しかったのです。

パチンコ業界への道

そのような中、パチンコ業界は特定の資格や経歴を必要としない新興産業でした。これにより、在日朝鮮人にとってのビジネスチャンスとして捉えられ、多くの人々がこの業界に足を踏み入れました。

コミュニティの力

在日朝鮮人のコミュニティは、非常に団結しており、情報共有や資金の援助など、コミュニティ内での支援が盛んでした。これにより、新たにビジネスを始める際のリスクが低減され、成功のチャンスが高まったのです。また、コミュニティ内での成功体験が共有されることで、さらに多くの在日朝鮮人がパチンコ業界に参入する動機となりました。

社会的要因

日本社会における在日朝鮮人への偏見や差別は、彼らが自らのビジネスを持つことで、一定の社会的地位や安定した生計を得る動機付けとなりました。パチンコ業界は、そのような背景の中で、在日朝鮮人にとっての重要な生計の手段となっていったのです。

継続的な関与

初期の成功者たちの後を追って、次々と新しい経営者や従業員がパチンコ業界に参入。これにより、業界内での在日朝鮮人の存在感は増していきました。

yoshi
同志社大学を卒業後、単身マルタへ渡航。ライブカジノの大手プロバイダーEvolution Gamingでディーラーを経験し、カジノゲームや業界の一部裏側を知る。その後、エストニアを拠点にするカジノオペレーターにてアフリエイトマネージャーを担当し、アフィリエイトの世界に触れ、カジライフの運営担当へと就任。 まだまだ未熟な日本人向けオンラインカジノ業界の発展、正しい遊び方を発信している。